「Webマーケティングの本を読みたいけど、何を選べばいいのか分からない…」
私も転職活動中、同じ悩みを抱えていました。
しかし、20冊以上のWebマーケティングに関する本を読み比べ、
実際に副業でSEOライティングを実践することで、
アパレル販売職からWebマーケティング職への転職に成功することができました。
その過程で出会った本の中から、
「実際に効果のあった本」
「逆に時間を無駄にしてしまった本」
すべての経験をこの記事に詰め込みました。
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転職を考えている人
- 何から始めればいいのか分からない
- 実践的なスキルが本当に身につくのか不安
- 時間とお金を無駄にしたくない
こんな不安を抱えていませんか?
安心してください。レベル別に7冊を紹介するので、あなたの状況に合った1冊が必ず見つかります。
また、効果的な読み方や失敗しない選び方もお伝えするので、無駄な遠回りをせずに、着実にスキルアップできます。
この記事を読めば、あなたのレベルに最適な1冊を迷わず選ぶことができますよ。
本記事の内容
- 1.レベル別おすすめ本
- 2.効果的な読み方
- 3.失敗しない本の選び方
レベル別おすすめ本
20冊以上のWebマーケティング本の中から、実践で使える知識が得られた7冊を厳選しました。
「入門編」では基礎知識を
「実践編」では現場のノウハウを
「専門編」では各分野の専門的な手法を学べる本
をそれぞれ紹介します。
まずは自分のレベルに合った1冊から始めてみましょう。
【入門編】Webマーケティングを全く知らない人向け
『マンガでわかるWebマーケティング』
■こんな人におすすめ
- マーケティングの知識が全くない未経験者
- 学習時間が限られている方
- 実務でよく使う専門用語を理解したい方
■基本情報
- 難易度:★☆☆☆☆(入門書として最適)
- 価格:1,980円
- ページ数:296ページ
- 図解の多さ:★★★★★
- 実践的な内容:★★☆☆☆
- 著者:村上佳代
- 出版年:2017年
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■レビュー
マンガならではの分かりやすさで、Webマーケティングの基礎知識を効率的に学べる入門書です。
ストーリー展開に沿って、PVやCVR、KPIなどの専門用語が自然と理解できる構成になっています。
各章末の解説パートでは、マンガで学んだ内容が整理されており、知識の定着に役立ちます。
2017年の出版ですが、マーケティングの基本的な考え方や専門用語の解説は現在でも通用します。
ただし、Web広告の種類やSNSマーケティングなど、実務的な内容は最新の情報と併せて学ぶ必要があります。
■注意点と補足
この本は、Webマーケティングの基本的な考え方や専門用語をしっかり学べる良書です。
しかし、2017年の出版のため、以下の点は現在と異なります。
そのため、別途最新情報のキャッチアップが必要です。
- Web広告の種類と特徴
- SNSの種類と活用方法
- 分析ツールの画面や機能
これらの最新情報は、必要になった時点で学習することをおすすめします。
まずはこの本で基礎をしっかり固めましょう。
『はじめてでもよくわかる! Webマーケティング集中講義』
■こんな人におすすめ
- マーケティングの基礎から順番に学びたい方
- 図解とクイズで着実に理解を深めたい方
- 講義形式の分かりやすい解説を求める方
■基本情報
- 難易度:★★☆☆☆
- 価格:2,618円
- ページ数:248ページ
- 図解の多さ:★★★★☆
- 実践的な内容:★★☆☆☆
- 著者:押切孝雄・上田大輔
- 出版年:2014年
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■レビュー
講義形式で構成された、初心者向けの入門書です。
専門用語を避けた丁寧な説明と、豊富な図解で
Webマーケティングの基礎が着実に学べます。
そして、本書の魅力は、各章末の学習サポート構成です。
「考えてみよう!」では実践的な課題に取り組み、「さらに深掘り」では応用的な知識まで学べます。
さらに理解度を確認できるクイズも用意されているため、一方的な読書では終わらない、実践的な学習が可能です。
また、SEOやWeb広告、SNSマーケティングなど、主要な分野をバランスよく解説。
入門書ならではの概要レベルの説明ですが、Webマーケティング全体の基礎を効率よく学べます。
■注意点と補足
2014年の出版のため、以下の点は現在と大きく異なります。
- Web広告のプラットフォームや機能
- SNSの種類と活用方法
- アクセス解析の手法
ただし、マーケティングの基本的な考え方は現在でも通用します。
この本で全体像を掴んだ後、各分野の最新情報をキャッチアップすることをおすすめします。
【実践編】基礎知識がある人向け
『デジタルマーケティングで売上の壁を超える方法』
■こんな人におすすめ
- マーケティングの基礎知識があり、実践的な手法を学びたい方
- 具体的な数値目標を立てて運用したい方
- 新規顧客の獲得からリピーターへの転換方法を学びたい方
■基本情報
- 難易度:★★★☆☆
- 価格:1,812円
- ページ数:210ページ
- 図解の多さ:★★★☆☆
- 実践的な内容:★★★★★
- 出版年:2017年
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■レビュー
売上を「新規」と「継続」に分けて戦略を立てる、実践的なマーケティング本です。
F2転換率(2回目の購入率)に着目し、広告費の最適な配分方法から、リピーター育成のための具体的なアプローチまでが詳しく解説されています。
特に優れているのは、数値に基づいた施策の立て方です。
広告費の予算設定やLTVに応じた顧客セグメント、効果測定のKPI設定など、現場で必要な判断基準が明確に示されています。
実務経験のある著者だからこそ書ける、コスト管理から顧客育成まで、売上アップのための具体的なノウハウが詰まっています。
■注意点と補足
2017年の出版ですが、新規獲得からリピーター育成までの基本的な考え方は現在でも通用します。
ただし、広告プラットフォームの変更点は、最新の情報で補完する必要があります。
『ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング』
■こんな人におすすめ
- Web広告の運用効率を心理分析で高めたい方
- D2Cビジネスでの実践的手法を学びたい方
- データドリブンな意思決定と戦略設計を行いたい方
■基本情報
- 難易度:★★★☆☆
- 価格:1,980円
- ページ数:308ページ
- 図解の多さ:★★★☆☆
- 実践的な内容:★★★★★
- 著者:木下勝寿
- 出版年:2022年
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■レビュー
北の達人コーポレーションCEOが実践する、マーケティングの新しいアプローチを解説した実践書です。
「ファンダメンタルズ(人間の心理)」と「テクニカル(データ分析)」の2つの視点を組み合わせた手法が詳しく解説されています。
特に優れているのは、ユーザーの心理分析からデータ分析まで、体系的に説明されている点です。
「誰に」「何を」「どのように」伝えるかという戦略設計から、クリック率や購入率の改善まで、83の実践的な手法が紹介されています。
著者自身のD2Cビジネスでの成功体験から得られた、広告クリエイティブの作り方やLTVを考慮した予算設定、顧客セグメントに基づいた配信設定など、実務の具体的なノウハウが詳しく解説されています。
■注意点と補足
Webマーケティングの基礎知識があると、より理解が深まる内容です。
特に広告運用やデータ分析の経験がある方は、テクニカルマーケティングの章から読むことで、既存の知識と効果的に組み合わせることができます。
2022年の出版ですが、マーケティングの基本的な考え方や分析手法は現在でも十分に活用できます。
ただし、広告プラットフォームの細かい機能や設定項目については、最新の情報と照らし合わせる必要があります。
【専門編】特定分野を深く学びたい人向け
▼ Web広告
『基礎から学ぶWeb広告の成功法則』
■こんな人におすすめ
- Web広告の基礎から実践まで体系的に学びたい方
- ユーザー心理に基づいた広告設計を学びたい方
- 広告運用の効果測定と改善手法を知りたい方
■基本情報
- 難易度:★★☆☆☆
- 価格:2,508円
- ページ数:232ページ
- 図解の多さ:★★★★☆
- 実践的な内容:★★★★☆
- 著者:本間和城
- 出版年:2016年
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■レビュー
Web広告の基礎から実践的なテクニックまでを網羅した入門書です。
リスティング広告からディスプレイ広告、SNS広告など
主要な広告手法の特徴と使い分けが分かりやすく解説されています。
広告運用に必要な知識がステップ別に整理されており、ターゲット設定から広告クリエイティブの作り方、効果測定の指標選びまで
実務で使える具体的なノウハウが詳しく説明されています。
入札戦略やキーワード選定、ランディングページの設計など、明日から使える実践的なテクニックも豊富に紹介されています。
初心者でも、1冊で広告運用の基礎が身につく内容です。
■注意点と補足
初心者向けの入門書ですが、広告運用の実践的な内容も多く含まれています。
まずは基礎的な用語の解説から読み進め、実践的なテクニックは必要に応じて参照することをおすすめします。
また、2016年の出版のため、以下の点は最新の情報を確認する必要があります。
- 広告プラットフォームの機能や設定画面
- 新しい広告フォーマット
- 運用に関する数値指標
ただし、Web広告の基本的な考え方や運用の進め方は、現在でも十分に活用できる内容です。
▼ SEO対策
『いちばんやさしい新しいSEOの教本 第3版』
■こんな人におすすめ
- SEOの基礎から順番に学びたい方
- 企業のWebサイトでSEO対策を担当する方
- Webマーケティングの基礎知識を身につけたい方
■基本情報
- 難易度:★★☆☆☆
- 価格:1,848円
- ページ数:256ページ
- 図解の多さ:★★★★★
- 実践的な内容:★★★☆☆
- 著者:西村 彰悟
- 出版年:2023年
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■レビュー
SEOの基礎から実践テクニックまでを網羅した入門書です。
SEOの基本的な考え方から、内部対策、外部施策まで、業務に必要な知識が体系的に解説されています。
検索意図の理解から効果的なキーワード選定、最適なサイト構造の設計など、
SEO対策に必要な要素を順を追って学べます。
特にスマホの画面を使った具体例が豊富で、実務での取り組み方がイメージしやすい内容となっています。
また、GoogleのE-E-A-T概念への対応や、図解を使った分かりやすい説明により、
SEO初心者でも実践的な知識が身につく構成になっています。
■注意点と補足
本書は主に企業サイト向けの具体例で構成されているため、個人ブロガーの方は自身のサイトに合わせた応用が必要です。
また、SEO対策は短期的な効果を求めるのではなく、3~6ヶ月程度の期間を設定して取り組むことをおすすめします。
2023年11月時点の最新のSEO環境に対応していますが、検索エンジンのアルゴリズムは日々進化しています。
そのため、公式ブログなどで最新動向をキャッチアップしながら、本書の基本的な考え方を実践することが大切です。
▼ SNSマーケティング
『SNSマーケティング7つの鉄則』
■こんな人におすすめ
- SNS運用を戦略的に立て直したい方
- 商品やサービスについてSNSで話題を作りたい方
- SNSマーケティングの実践的な手法を学びたい方
■基本情報
- 難易度:★★★☆☆
- 価格:2,420円
- ページ数:336ページ
- 図解の多さ:★★★☆☆
- 実践的な内容:★★★★★
- 著者:飯髙悠太・室谷良平・鈴木脩平
- 出版年:2023年
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■レビュー
SNSマーケティングの戦略立案から実践までを体系化した実務書です。
7つの法則(トリプルメディア戦略、UGC増加法、ターゲット設定など)を軸に
現場で使える具体的な手法を解説しています。
この本で特徴的なのは「言及在庫メソッド」という独自の手法です。
長すぎるハッシュタグを避ける、投稿のハードルを下げるなど、SNSで自然に話題が広がるための具体的なテクニックが満載。
Instagramの投稿文例やXのキャンペーン設計など、プラットフォームごとの実践的なノウハウも学べます。
さらに、インフルエンサーの効果的な起用方法や、社内での運用体制の作り方まで網羅。
SNSマーケティングを組織全体で成功に導くためのヒントが詰まっています。
■注意点と補足
SNSの基本的な使い方やマーケティングの知識がある方が、より理解しやすい内容です。
また、業界や商材によって効果的な手法は異なります。
本書の方法を参考にしながら、自社に合った運用方法を見つけることが大切です。
効果的な読み方
転職成功の鍵は、単に本を読むだけでなく、「どう読むか」にあります。
私が実際に効果を感じた読み方をご紹介します。
【Step1】全体像をつかむ
本を選んだら、まずは目次を丁寧に読みましょう。
これは思った以上に重要なステップです。
目次を読むことで、その本が自分のレベルに合っているか、どの章を重点的に読むべきか、実践的な内容がどの程度含まれているのかが分かります。
特に入門書の場合、必ずしも前から順番に読む必要はありません。
自分に必要な章から読み始めることで、効率的に知識を吸収できます。
たとえば、すでにSEOの基礎知識がある方なら、その章は斜め読みでも問題ありません。
【Step2】内容を整理する
読んだ内容は必ずメモを取りましょう。
私の経験上、特に以下の3つの観点を意識してメモを取ることで、知識が定着しやすくなります。
- 専門用語の定義
- 施策を実施する理由や目的
- 具体的な実践手順
ただし、本の内容をそのまま写すのではなく、自分の言葉で言い換えることが重要です。
これにより、面接での質問にも自然に答えられるようになります。
【Step3】実践をイメージする
本で学んだ内容を、どのように実務で活用できるかをイメージしましょう。
例えば、リスティング広告の章を読んだら、実際にどの企業のどんな商品に対して、どんなキーワードを設定するかを考えてみます。
このように、具体的なイメージを持ちながら読むことで、知識が実践的なスキルとして身についていきます。
私自身、この読み方を意識し始めてから、面接での実践的な質問にも答えられるようになりました。
【Step4】知識を更新する
Webマーケティングは進化の早い分野です。
本の内容が少し古くなっている可能性もあるため、以下の点に注意して読み進めましょう。
- 発行年を確認する
- 最新の情報と比較する
- 変更点があれば、メモに追記する
たとえば、Google広告の管理画面のスクリーンショットは、本の出版後に変更されている可能性があります。
そういった部分は、Google公式サイトなどで最新情報を確認しておきましょう。
【Step5】アウトプットする
読んで理解した内容は、何らかの形でアウトプットすることをおすすめします。
私の場合、副業のWebライティングで学んだ知識を実践していました。
アウトプットの方法は、以下のようなものがあります。
- ブログを書く
- Xで学んだことを投稿する
- 家族や友人に説明する
特に最後の「人に説明する」というのは、自分の理解度を確認する上でとても効果的です。
説明できない部分があれば、それは理解が不十分な証拠です。
その部分を重点的に読み返すことで、知識を確実なものにできます。
このように段階を踏んで読み進めることで、本の内容を効率的に吸収し、実践的なスキルとして身につけることができます。
一度に完璧を目指す必要はありません。
少しずつでも継続的に学習を続けることが、結果的にはもっとも効率の良い方法だと私は考えています。
Webマーケティングの本選び – 初心者が押さえるべき3つのポイント
多くの方が「どの本を選べばいいのか」で悩みます。
転職を目指す方に向けて、本選びで押さえるべきポイントをご紹介します。
ポイント①:レベルに合った本を選ぶ
初心者の方には、「入門」「基礎」「初心者向け」と明記された本がベストです。
専門用語の丁寧な解説と豊富な図解があり、Webマーケティングの基礎が着実に身につきます。
特に重要なチェックポイントは以下の3つです。
- 目次に「基礎知識」「用語集」のセクションがあるか
- 図解やイラストが豊富か
- 専門用語に具体例が添えられているか
SEOやリスティング広告のような特定手法に特化した本は、基礎固めが終わってから読むようにしましょう。
ポイント②:最新の情報を重視する
Webマーケティングは進化が早い分野です。
特にSNSマーケティングは1年で大きく変わることもあります。
2年以内に出版された本を選び、Google広告の管理画面やSNSの機能説明が最新かどうかを確認しましょう。
書店やAmazonのレビューで「情報が古い」というコメントがないかもチェックすると安心です。
ポイント③:実践的な内容を重視する
未経験からの転職では、基礎的な実務イメージを掴むことが重要です。
そのため、現場の基本的な業務フローや考え方が分かる本を選びましょう。
具体的な事例や画面の説明があれば、入社後の業務をイメージしやすく、面接対策としても役立ちます。
基本的な業務の流れが分かる本なら、入社後の学習もスムーズに進められます。
これら3つのポイントを意識して本を選べば、確実にスキルアップできる良書に出会えます。
まとめ:初心者が最初に読むべき本の選び方
本選びでもっとも大切なのは、自分のレベルに合った1冊を見つけることです。
これから紹介する本は、どれもWebマーケティング未経験の方が確実に成長できる内容となっています。
1冊を丁寧に読むことからスタートしましょう。
基礎をしっかり固めることで、その後の学習もスムーズに進められます。
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